[Vol.4]キーボードのアプリケーションキーって知っていますか?
知らないと損する キー入力のプチ・テクニック知っている人は当たり前のように使いこなしているけれども、知らない人は使わずに過ごしている……、キーボードにはそんなキーが眠っているかもしれません。
今まで使ってこなかったのだから不便は感じない。
けれども知っておくと作業効率が上がるかも。
そんなプチ・テクニックのなかから、いくつか主だったものをご紹介しましょう。
アプリケーションキーはどこにある?
今回はアプリケーションキーをご紹介します。
そもそも「アプリケーションキー」といっても聞きなれない言葉かもしれません。
「アプリケーションキー」って何?というのはひとまずおいて、まずはキーボードのどこにあるキーなのかを確認してみましょう。
お手元のキーボードをご覧ください。
どこにあるか見つかりますか?
アプリケーションということは綴りがApplicationだから「APP」とか「APL」と書いてあるのかなと思って探しても見当たりません。
では、下のイラストで確認してみましょう。
アプリケーションキーはここです。
キーボードの右下方向、ALTキーとCTRLキーの間にあります。
このキーは文字ではなくイラストで表現されている(後述)ので、知らない人にとっては何を表しているのかさえ、よくわかりませんね。
では、アプリケーションキーを押すとどんなことができるのでしょうか。
アプリケーションキーで何ができるの?
アプリケーションキーというものがあるんですね!
そうなんです!
キーボードのどのあたりにあるのかもわかりました!
覚えてくださいね!
では、何ができるのでしょうか?
右クリックできます!
え!?
右クリックです
・・・・・・・
そうなんです。
アプリケーションキーを押すと右クリックしたのと同じことができるのです。
これでマウスを使わなくても、手をキーボードに載せたまま右クリックと同じ動作ができるようになります。
たとえば、お仕事でもよく使われるWordやExcelを開いているときに右クリックをすると、こんなメニューが表示されますよね。
(左がWordで右がExcelの場合です)
ちなみにアプリケーションキーに書かれているイラストは、このメニューを表しているそうです。
キーボードによってはマウスカーソルのイラストが付け加えられているものもありますが、皆様お使いのキーボードではどう描かれているでしょうか。
キーボードだけでメニューを操作してみよう
このアプリケーションキー、右クリックできるところなら、たいてい同じことができます。
ご紹介したようにWordやExcelでも使えますし、デスクトップでも使えます。
いまご覧いただいているこの記事上でもアプリケーションキーは機能します。
アプリケーションキーを使うとマウスに手を戻さなくて済みます。
Excelでたくさんのデータを入力するときや、Wordで長文のレポートを書くときなど作業量が多いときはとくに便利ですね。
では、アプリケーションキーでメニューを開いた後はどうするのか。
Excelで簡単な例を見ることにしましょう。
操作は簡単。キーボードの矢印キーで動かせばいいのです。
メニューを開いたら……
矢印キー「↓」を押していきましょう。
緑色で表示されているのが、いま指定されている項目です。
「並べ替え(Q)」まで来ました。
そこで矢印キーの「→」を押すと……
さらにメニューが開きましたね。
ここから矢印キーで移動してENTERキーで確定です。
このような手順で動かしていきます。
マウスを使った方が早い!と感じる方もおられるかもしれませんが、慣れると(極めると)キーボードだけ使う方が作業効率は上がる!という声もたしかにあるのです。
習うより慣れよ!です。
皆さん、チャレンジしてみてください!
ところで「うっかりアプリケーションキーを押してしまった!」という場合はどうしたらよいでしょうか。
そんなときでもマウスを使わず、キーボードにあるキーで解決できます。
ESC(エスケープ)キーを使ってみましょう。
アプリケーションキーで開いたメニューを消すことができます。
なお、ESCキーはキーボードの左上にあります。
知らないと損する キー入力のプチ・テクニック[全4回]
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Vol.2 マウスクリックよりもTABキーの方が早い?
Vol.3 文字修正にはF2キーを使おう!
Vol.4 キーボードのアプリケーションキーって知っていますか?
本格的に仕事のスピードアップをしたい方は──