[Vol.1]TABキーを使ってセルを横移動!
知らないと損する キー入力のプチ・テクニック知っている人は当たり前のように使いこなしているけれども、知らない人は使わずに過ごしている……、キーボードにはそんなキーが眠っているかもしれません。
今まで使ってこなかったのだから不便は感じない。
けれども知っておくと作業効率が上がるかも。
そんなプチ・テクニックのなかから、いくつか主だったものをご紹介しましょう。
TABキーは、キーボードのどこにある?
まずはTABキーがどこにあるのか、イラストで確認してみましょう。
左端にありますね。これがTABキーです。
お使いのキーボードによって「TAB」だったり「Tab」だったり、大文字小文字の違いはありますが、だいたいアルファベット「Q」の左隣にあります。
TABキーを押すとどうなる?
それでは最初はExcel(エクセル)で使ってみましょう。
TABキーを押すとどうなるのでしょうか。
ご存じない方はExcelを開いて試してみてくださいね。
セルA1を指定した状態で、TABキーを押してみましょう。
すると、セルA1からひとつ右(セルB1)に移動します。
普段はENTERキーを押して入力を完了させることが多いのではないでしょうか。
ご存じのとおり、ENTERキーを押すと下のセルに移動しますが、TABキーを押すと右のセルに移動するのです。
たとえば、データ入力をしているときを想像してみてください。
右方向に順に入力していきたいのに、ひとつ入力するたびに下のセルに移動してしまうのでセルを指定しなおすということはありませんか。
その手間を省くのに、TABキーはうってつけですね。
ちなみに、SHIFTキーを押しながらTABキーを押すと、ひとつ左のセルに移動します。
ついでにいうとENTERキーもSHIFTキーを押しながら押すと、ひとつ上のセルに移動します。
どちらも入力した後にセルの位置を戻すのに使えますね。
TABキーとENTERキーを一緒に使う!
ところで、これだけだとたんに「右に動く」というだけですが、実はENTERキーで入力するのとはちょっと違う、面白い動作をします。
表に数字を入力していくケースを見てみましょう。
下図のように、右から順にTABキーを使って入力していき、セルE2まで終えたとします。
ここでENTERキーを押してみましょう。すると……
なんと、セルE2の真下に移動するのではなく、セルB3に移動するのです。
つまりTABキーで移動を開始したセルB2の下に移動するということですね。
表にたくさんの数字を入力していく場合、TABキーとENTERキーを使い分けることができたら、今までよりもスムーズに作業を進められそうですね!
知らないと損する キー入力のプチ・テクニック[全4回]
Vol.1 TABキーを使ってセルを横移動!
Vol.2 マウスクリックよりもTABキーの方が早い?
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