内定者の就活を無理やり終わらせようとするのはオワハラです
就活生に圧力をかけるのもハラスメント!就活終われハラスメント(オワハラ)とは
とりわけ中小企業では、なかなか採用がうまくいかないというお悩みを抱えているようですが、そんなとき気になるハラスメントです。
「オワハラ」と略されますが「就活終われハラスメント」といって、就活終了を強要する嫌がらせのことを指します。
オワハラは、自社の内定を出した後に他社の選考を辞退させようと迫るハラスメントです。
オワハラには就職活動を無理やり終わらせようとする行為のほか、必要以上に時間を拘束して他社への就職活動を妨害する行為も含まれます。
新卒学生の内定にもハラスメントは厳禁
このオワハラですが一般的には、新卒の学生に対して行われるケースが多いようです。
オワハラは企業に比べて弱い立場にある学生に対する脅迫めいた行為です。
そもそもあってはいけない行為ですが、大学に連絡があったり、SNSで広まったりして企業の社会的評価を落とすことになりかねません。
また以下のように、文部科学省でも注意喚起しています。
自社の内々定と引き替えに、他社への就職活動を取りやめるよう強要すること、など、学生の職業の選択の自由を妨げる行為や、学生の意思に反して就職活動の終了を強要するようなハラスメント的な行為は厳に慎むこと。
2022年度(令和4年度)大学、短期大学及び高等専門学校卒業・修了予定者に係る就職について(申合せ)通知文(企業等向け)
近年は内定者フォローにも積極的な企業が増えています。
他社への採用活動を妨害するのではなく、「この会社で働きたい!」と思ってもらえるようなフォローができるとよいですね。