担当になったら知っておきたい「人事」の基本

説明

人事担当者として知っておくべき知識を網羅的に解説

人事の仕事は、会社と従業員の成長のために、人に関するさまざまな管理業務を行なうことです。本書は、このような人事担当者に求められる知識やスキルを、次の５つの視点から解説しています。

1. 人事の仕事（業務内容）に関する知識
2. 労働法、社会保険に関する知識
3. コミュニケーションに関するスキル
4. 問題発見・解決に関するスキル
5. マネジメントに関する知識

それぞれを個別に解説した書籍はたくさん刊行されていますが、日々の実務や従業員からの問い合わせなど、仕事の現場で実際に使える知識・スキルを、網羅的にわかりやすくまとめているのが特徴です。

これからの「人事」の役割が見えてくる

近年では、経営と人事管理を関連付ける「ＨＲＭ」（Human Resource Management）という考え方が普及し、人事担当者は、会社の経営や人材のマネジメントに関して、あるべき方向性を示すことが求められています。例えば、

• 会議の運営や経営者への提案・プレゼンテーション
• パワハラやセクハラ等への適切な対処
• 最適な人材配置のシミュレーション
• 従業員の資質を生かすためのマネジメント

など、社内のさまざまな場面において、人事担当者の知識・能力が問われています。
本書では、このような実情も踏まえ、これからの人事のあるべき姿についても言及します。
組織と自分を伸ばすための心構えが身に付く一冊です。

著者について

深瀬 勝範（ふかせ かつのり）
Fフロンティア株式会社代表取締役。人事コンサルタント、社会保険労務士。1962年神奈川県生まれ。
一橋大学卒業後、大手電機メーカー、大手情報サービス会社人事部長、金融機関系コンサルティング会社を経て独立。
組織改革、事業計画の策定等のコンサルティングを行ないながら、執筆・講演活動を積極的に展開している。
著書に『Excelでできる！ 統計データ分析の仕方と人事・賃金・評価への活かし方』（日本法令）、『はじめて人事担当者になったとき知っておくべき、7の基本。8つの主な役割。』『実践 人事データ活用術』（以上、労務行政）、『図解！「人事」のすべて』（秀和システム）などがある。