説明
ベストセラー『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』の著者で、原価計算を知り尽くした林總氏が、原価計算の理論と実務上重要な知識を平易に解説します。
なぜ、原価計算が必要なのか?
原価計算といえば、難解でとっつきにくいイメージがあるかもしれません。
とはいえ、各製品の原価算定時はもちろん、販売価格を設定したり、製品やサービスを開発したり、新規取引を検討したり、コスト変動を確認するときなど、経営上のさまざまな意思決定において、原価計算の知識は欠かせません。
原価計算基準に沿って原価計算全般を実学として理解できる
本書は、原価の基礎概念や個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算といった伝統的原価計算の基本的なしくみから、直接原価計算、活動基準原価計算(ABC)までを、原価計算基準に沿って、原価計算全般を体系的に解説しています。
また、理論だけでなく、具体的な計算方法の説明はもちろん、伝統的原価計算の欠点など、実務に役立つ知識も豊富に盛り込まれているので、実学として原価計算をしっかり学習することができ、企業の製造部門や経理・管理部門、新商品・サービス開発の部門などで、原価計算に携わる人に役立つ1冊です。
図解を多用し、設問も随所に掲載
公認会計士試験などの受験生は、計算テクニックに走りすぎて理論体系をおろそかになりがちです。本書は、理論体系を俯瞰しながら学習できるように図解を多用するとともに、計算問題などの設問を随所に掲載し、自分の理解度を確認できるようになっています。
著者プロフィール
林總(はやし・あつむ)
公認会計士、税理士、経営コンサルタント、明治大学専門職大学院会計専門職研究科特任教授、林總アソシエイツ代表。1974年中央大学商学部会計科卒業。外資系会計事務所、監査法人勤務を経て独立。会計および原価計算システムの設計・導入のコンサルティングを専門とし、国内外の企業への経営コンサルティング、執筆、講演活動などを行なっている。
著書に、ベストセラーとなった『餃子屋と高級フレンチでは、どちらが儲かるか?』『美容院と1000円カットでは、どちらが儲かるか?』『コハダは大トロより、なぜ儲かるのか?』『50円のコスト削減と100円の値上げでは、どちらが儲かるか?』 『[新版]わかる! 管理会計』(以上、ダイヤモンド社)、『ドラッカーと会計の話をしよう』(中経出版)、『正しい家計管理』(WAVE出版)、『この1冊ですべてわかる 経営分析の基本』(日本実業出版社)などがある。
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