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歴史に関する面白雑学・豆知識5選

教科書には載っていない(かもしれない)歴史の裏話をどうぞ
 

ライト兄弟は何人兄弟?

飛行機による初の動力飛行を成功させたといえば、ライト兄弟。
1903年12月17日、ライト兄弟はライトフライヤー号にのって有人飛行に成功しました。

いわゆる「ライト兄弟」として知られているのがウィルバーとオーヴィルのふたりですが、実際は5人兄弟です。
ウィルバーが三男でオーヴィルが四男。彼らの上にふたりの兄、下にひとりの妹がいたそうです。

我ら賤ヶ岳の七本槍(と9人が申しております)

羽柴秀吉と柴田勝家が戦った賤ヶ岳の戦い。この戦で武功を上げた武将を称して、その名もずばり「賤ヶ岳の七本槍」。
なお賤ヶ岳の七本槍は9人いる模様。

具体的には脇坂安治、片桐且元、平野長泰、福島正則、加藤清正、糟屋武則、加藤嘉明の7名(年齢順)にくわえて、石川一光と桜井家一の名が挙げられます。

ちなみに龍造寺隆信配下の龍造寺四天王もなぜか5人います。

それぞれ理由については諸説ありますが、戦国時代では他にも同様のケースを目にすることがあります。
ご興味のある方はぜひ探してみてください。

いちばんメジャーな名字がいちばん由緒正しい?

佐藤、伊藤など「藤」のつく名字はたくさんありますが、そのルーツをたどると藤原氏に行きつきます。

藤原氏といえば、藤原鎌足や藤原道長をはじめとして日本史の教科書に登場する大物ぞろいですね。奈良、平安時代に権勢をふるった藤原氏が佐藤姓のルーツといわれています。

藤原から佐藤への変遷をみてみると、佐藤姓は左衛門尉(さえもんのじょう)という役職に就いた藤原氏のことで「左衛門尉の藤原」が詰まって「左藤」、それから「佐藤」になったという説があります。
あるいは佐野や佐渡といった地名に由来するという説もあります。
たとえば、佐野の藤原氏で佐藤というわけです。

ちなみに伊藤姓は「伊勢の藤原氏」から変化したといわれています。
このように藤の名が付く名字の由来を探ると、なにかしら藤原氏との関係が認められます。

意外と手で食べる人の方が多いのです

食事の仕方にはさまざまありますが、おおよそ
・手を使って食べる・・・40%
・箸を使って食べる・・・30%
・フォークやナイフを使って食べる・・・30%
の三つに分けられ、現代でも手食文化の割合が大きいことになります。

歴史的に見るとフォークは古代ギリシアの時代から使用されていたようですが、ヨーロッパで普及したのはここ数百年のことで、他の食べ方に比べて普及したのは最近ともいえます。

15~16世紀のイギリスにおいても、まだ手食文化が一般的でフォークは普及していませんでした。当時フォークを見たイギリス人が「こんな野蛮なものを使って食べるなんて」とあきれたという話もあります。

偉人の最期の言葉は誇大広告?

ゲーテ

“辞世の句”ではありませんが、歴史上の偉人の最期の言葉はどこか含蓄のあるものとして広く知れ渡ることがあります。
ただ、実際は大げさに伝わっているようです……。

たとえばドイツを代表する詩人・作家であるヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(1749-1832)は死の間際、「もっと光を!」と最後につぶやいたと言われています。
『若きウェルテルの悩み』『ファウスト』を著した文豪らしい言葉に思えますね。ところが、実際は「部屋が暗いから明かりを入れてくれ」程度の言葉だったとか。

同じくドイツの哲学者イマヌエル・カント(1724-1804)の最期の言葉は「これでよし」(独:Es ist gut 英:It is good)。
こちらも著書『実践理性批判』で道徳法則を探求したカントらしい、いかにも!という言葉のように見えます。
ですが、実際はブドウ酒を飲んだ感想なので日本語に訳すと「おいしい」くらいのニュアンスでしょうか。

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