説明
シャネル、サンローラン、アルマーニ、御木本幸吉、芦田淳、柳井正……、時代の変化を敏感に察知し、時代に合った考え方や態度を表現するモードを創造してイノベーションを起こし、社会に衝撃を与えた変革者たちに焦点を当ててアパレルの歴史を概観する一冊。
章立て
はじめに
第1章 オートクチュールの始まり 女性「解放」のイノベーション
第2章 20世紀モードの発展と成熟 時代が求める人間像を作ったデザイナー
第3章 モードの多様化と、その行き詰まり ブランドが抱える後継者問題
第4章 日本が世界に与えた衝撃
第5章 グローバリズムとカリスマ経営者
第6章 翻弄するのか? 翻弄されるのか? 時代の寵児、クリエイティブディレクター
第7章 グローバル・ニッチ市場で勝負するクリエイター
第8章 イノベーターで育てるファッションメディア
あとがき
各章のまとめ
参考文献
参考映画
著者プロフィール
中野香織
なかの・かおり
服飾史家/株式会社Kaori Nakano 代表取締役/昭和女子大学客員教授。ファッション史やモード事情に関する研究・執筆・講演を行うほか企業のアドバイザーを務める。1994年、東京大学大学院総合文化研究科地域文化研究専攻博士課程単位取得満期退学。英国ケンブリッジ大学客員研究員・東京大学教養学部非常勤講師・明治大学国際日本学部特任教授を務めた。
著書に『ロイヤルスタイル 英国王室ファッション史』(吉川弘文館)、『紳士の名品50』(小学館)、『ダンディズムの系譜 男が憧れた男たち』(新潮社)、『モードとエロスと資本』(集英社)などがある。
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